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端歩突き穴熊対策の理想形
端歩突き穴熊対策の理想形
2022年11月20日に投稿
三間飛車
三間飛車ミレニアム
地下鉄飛車
振り飛車ミレニアム
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端歩突き穴熊対策の理想形
端歩突き穴熊対策の理想形
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基本図
☗2八銀まで
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端歩突き穴熊のメリット
昔の穴熊と言えば端歩は突き越させる形が当たり前だったが、最近ではむしろ端歩を突き返す方が多い。その理由は、終盤に手抜けるかどうかだ。前者では、振り飛車の☗1四歩の端攻めは次に☗1三歩成を狙って厳しい。しかし、後者では☗1五歩としても、☗1四歩~☗1三歩成と一手遅い。終盤は一手の差で勝負が決まることは多く、この差はとても大きい。
振り飛車側はこの端歩突き穴熊に何かしらの対抗策を用意したい。そこで、居飛車党の自分が、対三間飛車をソフト研究していく中で見つけた手順を紹介したいと思う。
端歩突き穴熊にはどのように駒組みするべきか
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端歩突き穴熊対策の理想形 / 端歩突き穴熊にはどのように駒組みするべきか
参考図1
将棋デュエプレ研究
@naboyz
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参考図2
◇
四間飛車での対策
四間飛車での対策ももちろん有力だ。振り飛車側は耀龍四間飛車と四間飛車ミレニアムを選べる。ただ、これには急戦と持久戦を両天秤にする指し方がプロ間で最も指されていて、ソフト的にも超有力だ(参考図1)。振り飛車は急戦を受けるなら美濃囲いにしたいが、☗3六歩の形が対急戦に適していない。もちろん、☗5六歩や☗4八銀などですぐに潰されるという形ではないが、好んで飛び込む変化ではない。
三間飛車なら☗3六歩に代えて☗5六歩とできる。これは☗5七銀を見たプラスの手であり、また三間飛車なので☖7四歩からの急戦もしにくい(参考図2)。
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参考図3
☗2九玉まで
図1
☗1七銀まで
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ミレニアムと地下鉄飛車の両天秤
では基本図に戻る。☗2八銀まで指したわけだが、代えて☗2九玉もなくはないが、☖4二金寄が気になる。(参考図3)。こちらは☗2八銀・3九金型か☗3九銀・3八金型かを選択できる。☗2八銀を先にした理由は、前者に形を限定した代わりに☖4二金寄を牽制した意味がある。居飛車からは⑴☖4二金寄と⑵☖5四歩がある。順番に見ていこう。
☖4二金寄 ☗4六銀 ☖8四飛 ☗4八金上 ☖3一金 ☗1七銀(図1)
☗2九玉ではなく☗2八銀としたのは、地下鉄飛車の含みを持たせるためだった。☗2九玉では当然地下鉄飛車はできない。
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端歩突き穴熊対策の理想形 / 端歩突き穴熊にはどのように駒組みするべきか
図2
☗同 銀まで
図3
☖同 金まで
☖3二金寄 ☗2六銀 ☖5一銀 ☗7九飛 ☖4二銀 ☗1八香☖7四飛 ☗6七金 ☖2四歩 ☗1五歩 ☖同 歩 ☗同 銀(図2)
居飛車は堅く組めたが攻めがない。☖7四飛とジャブは放てるが、☗6七金が手堅い受けで後続がない。以下は基本通り☗1五歩☖同 歩☗同 銀と仕掛ける。
☖同 香 ☗同 香 ☖1三歩 ☗1八香 ☖2三金 ☗1九飛☖4四歩 ☗6八角 ☖4三銀 ☗2六歩 ☖3二金 ☗7七桂☖4二角 ☗2五歩 ☖同 歩 ☗同 桂 ☖2四銀 ☗1三桂成☖同銀引 ☗同香成 ☖同 銀 ☗同香成 ☖同 金(図3)
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図4
☗3七銀まで
図5
☗1三歩まで。☖1二香を防いで味がいい。
一気に進めたが自然な進行だ。居飛車は端攻めに備えながら待機するしかない。振り飛車は左桂も使えて全軍躍動だ。図3から、☗3七銀があまりに味のいい手で振り飛車良しだ(図4)。角道を通しつつ、将来的にカウンターが飛んできそうな2・3筋に備えている。
ここから一例として、☖1二香 ☗1三角成 ☖同 香 ☗1四歩 ☖同 香 ☗1三歩でよし(図5)。代えて☗同飛は☖1二香で優位が吹き飛んでしまう。
振り飛車に都合のいい手が多かったと思うが、理想形ということでお許しいただきたい。
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端歩突き穴熊対策の理想形 / 端歩突き穴熊にはどのように駒組みするべきか
参考図4
☖5一銀まで
図6
☗5八飛まで
では、⑵☖5四歩はどうだろうか。☖5四歩に対して地下鉄飛車をしても☖4二角で角道を通して、☗7九飛の瞬間に攻められてしまう。盤面はクリックしたら動くので、何がまずいか確認していただければと思う。
☖5四歩に対しては、三間飛車ミレニアムに組むのが一例で、
☖5四歩 ☗4六銀 ☖4四歩 ☗2九玉 ☖5三銀 ☗3九金☖4三金 ☗4八金寄 ☖3二金 ☗5八飛と進める(図6)。これはプロでも指されている有力な局面だが、この場では紹介にとどめておく。
逆に言えば、この局面が自信がないなら、この両天秤の作戦は用いるべきではない。
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最後に
いかがだっただろうか。繰り返しになるが、自分は居飛車党である。居飛車目線での研究がメインだが、この記事作成ツールを作っていただいた方が振り飛車党ということで、感謝の気持ちを込めて一発目は振り飛車の記事を書かせていただいた。素晴らしいものを作っていただいたことに、この場を借りてお礼申し上げたいと思う。