Site Mark
将棋MAP
棋書出題

寄せの研究

2022年12月4日に投稿
1寄せの研究
寄せの研究
2
まえがき(執筆途中)
 将棋の面白さはここかしこにあると言っても、それを楽しいと思えるかは、人次第な気がしていた。
 けれど、自分は、ここのこういうところに痺れるんだよね。
 という話をしてもいいのではないかと思うようになってきた。
 
 今回は、中終盤の寄せの部分を紹介したいと思います。
3寄せの研究 / 第一局 【終盤】 最終盤での優先順位 必死編
第一局 課題図
1九2八3七4六5五6四7三8二9一成香と玉桂香金金成香歩歩銀飛桂歩歩歩歩歩歩成銀歩歩歩歩馬銀飛成桂銀玉金桂香三歩 手後☖二歩金角 手先☗
 早速、寄せの稽古を始めたいと思います。

 寄せの考え方は、筋道を立てるところから始まります。

 ◆最終盤の考え方
 ①相手玉に即詰みがあるか。
 ②自玉に即詰みがあるか。
 ③相手玉に必死をかけられるか。
 ④自玉に必死がかかるか。
 ⑤相手玉に詰めろをかけられるか。
 ⑥自玉に詰めろがかかるか。
 では、順番に確認しましょう。
 
第一局 【終盤】 最終盤での優先順位 必死編
4
第一局 課題図
1九2八3七4六5五6四7三8二9一成香と玉桂香金金成香歩歩銀飛桂歩歩歩歩歩歩成銀歩歩歩歩馬銀飛成桂銀玉金桂香三歩 手後☖二歩金角 手先☗
 ①相手玉に即詰みがあるか。
  結論から言うと、詰みません。

 ②自玉に即詰みがあるか。
  これも同様に詰みません。

 ③相手玉に必死をかけられるか。
  必死をかけたいところです。
  今回は、挟撃の型を使いたいです。

 ④自玉に必死がかかるか。
  必死は、かかりません。

 よって、必死をかければ、勝ちという局面です。ただ、必死が分からないと、大分つらい展開になりそうです。
5寄せの研究 / 第一局 【終盤】 最終盤での優先順位 必死編
第一局 課題図 正着
1九2八3七4六5五6四7三8二9一成香と玉桂香金金成香歩歩銀飛桂歩歩歩歩歩歩成銀歩歩歩歩馬銀飛成桂銀玉金桂香三歩 手後☖二歩金角 手先☗
6
第一局 正着に対する応手
1九2八3七4六5五6四7三8二9一成香玉桂香金金成香歩歩銀飛桂歩歩歩歩歩歩成銀歩歩歩歩馬銀飛成桂銀玉金桂香三歩 手後☖三歩金角 手先☗
第一局 結果図
1九2八3七4六5五6四7三8二9一成香玉桂香金成香歩歩銀飛桂歩歩歩歩歩歩成銀歩歩歩歩馬銀飛成桂銀玉金桂香三歩金 手後☖三歩金角 手先☗
 挟撃の型についての練習問題を付録とする。
 挟撃とは字義通り、挟み撃ちの形のこと。
 
 第一局結果図を見てほしい。
 先手玉はどのように応じても、次詰まされる形になっている。詰めろのうち、どう受けても詰む形のことを必死という。

 例えば、☗3八金と打つとしても、☖3九金からばらして詰みである。受け方が無いのである。

 必死をかけた場合、詰まされなければ勝ちである。
 それゆえ、緊張感漂う一手となる。

 必死の稽古は、必死かなと思った局面を何度も考え直していくことで身につく。時間のかかる作業ではある。皆さんもぜひ、チャレンジして頂きたい。
 
7寄せの研究 / 第一局 【終盤】 最終盤での優先順位 必死編
挟撃の型 一の型 金開き
9一8二7三6四5五4六3七2八1九玉金歩歩歩歩歩二金 駒持
挟撃の型 三の型 上下挟撃
9一8二7三6四5五4六3七2八1九歩歩玉歩金二銀 駒持
挟撃の型 二の型 飛車切り金開き
9一8二7三6四5五4六3七2八1九飛金玉金歩歩歩金 駒持
8
第二局 課題図
9一8二7三6四5五4六3七2八1九香桂金玉馬銀金歩歩歩歩歩銀歩銀歩歩歩歩歩歩歩銀龍香金玉歩香桂飛金桂香桂角 手先☗四歩 手後☖
 第二局は、中盤の心得です。
 大会などでは、短い持ち時間の内、序盤・中盤・終盤のどこに時間を配分するか、といった問題があります。
 一つは、序盤の研究をすることによって、序盤の駒組を早く指すという対応策があります。
 また、中終盤の稽古を通じて、寄せの感覚、経験を養うということもできそうです。
 本研究会では、中終盤の稽古を通じて、棋力の養成を目指そうという書き物を提供します。
 それでは、課題図を見てみましょう。
 先手優勢の局面です。どのような手があると思いますか。考えてみましょう。
 
第二局 【中盤】落ち着いて盤面を眺める。
9寄せの研究 / 第二局 【中盤】落ち着いて盤面を眺める。
第二局 課題図
9一8二7三6四5五4六3七2八1九香桂金玉馬銀金歩歩歩歩歩銀歩銀歩歩歩歩歩歩歩銀龍香金玉歩香桂飛金桂香桂角 手先☗四歩 手後☖
 中盤が良く分からないという方は、まず、盤面を広くみます。持ち駒を確認し、盤面の状況を細やかに見ていきます。
 ①先手方は馬を、後手方は龍を作っていること。
 ②駒の効率は、先手の方がいい。
 ③角桂香と銀の交換で、先手が駒得している。
 ④手番は先手にあること。

 以上の観点から、先手の優勢です。
 ただ、ここから、寄せに持っていくことは中々大変です。
 ここでは、終盤に向けて、駒の補充を目指します。一目で見えるのは、☗5四香でしょう。でも、少し立ち止まって、もっといい手はないか探してみましょう。
10
第二局 正着
9一8二7三6四5五4六3七2八1九香桂金玉馬銀金歩歩歩歩歩銀歩銀歩歩歩歩歩歩歩銀龍香金玉歩香桂飛金桂香桂角 手先☗四歩 手後☖
 いい手を見つけるのは、大変難しい。
 けれど、コツとしては、やはり盤面を広く見るということに尽きるのではないかと思います。
 この盤面を広く見るということは、またどこかで話をしたいと思います。
 ここでは、まず、盤面を見る稽古をします。

 キーポイントは、角です。
 角を持っている時は、いつでも、角の睨みを効かせることが大事です。
 王の位置、龍の位置を確認してみましょう。
 すると、斜めの線でつながることが分かります。
 しかし、6七にある歩が邪魔駒だということに気が付くと思います。
 この歩がなければ、いいと思えると、正着にたどり着けます。
11寄せの研究 / 第二局 【中盤】落ち着いて盤面を眺める。
第二局 正着に対する応手
9一8二7三6四5五4六3七2八1九香桂金玉馬銀金歩歩歩歩歩銀銀歩歩歩歩歩歩歩歩銀龍香金玉歩香桂飛金桂香桂角 手先☗四歩 手後☖
第二局 結果図
9一8二7三6四5五4六3七2八1九香桂金玉馬銀金歩歩歩歩歩銀銀角歩歩歩歩歩歩歩歩銀龍香金玉歩香桂飛金桂香桂 手先☗四歩 手後☖
 ☗6六歩の狙いは、王手龍です。
 飛車をねらいにいくことで、相手はどうしようもなくなってしまいます。
 後手玉の弱いところ狙う。
 相手の指し方で甘い部分を突く。
 将棋における攻めのポイントは、どこが弱いのか分かること。自分の陣形はどこが弱いのか。それをどうやって強みに代えていくのか。そういった視点が大事になってきます。
 しかし、攻撃したならば、必ず反撃が来ます。その反撃を込みで攻めを組み立てなければなりません。
 でもその緻密な読みはどうやって鍛えていくのか。それをこの書き物で考えていきます。

コメント

コメントを読み込む準備をしています
寄せの研究