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対振り右玉破り

2025年10月13日に投稿
1手詰まりに追い込んでくる対振り右玉の脅威
よくある図
四間飛車党で対振り右玉に苦労している方は多いのではないだろうか。
左辺を金銀で抑えこまれたり、右辺から地下鉄飛車を狙われて端を突破されたり…。
自分から攻めようにも図のように攻めのとっかかりを作れずに飛車が右往左往してしまう。
持ち時間の少ないネット将棋では攻めあぐねている間に時間を切らしてしまう事も多い。

そこで手詰まりに追い込まれる前に仕掛ける手法を紹介する。
手詰まりに追い込んでくる対振り右玉の脅威
2
基本図1
【基本図までの指し手】
☗2六歩☖3四歩☗2五歩☖3三角☗7六歩☖4四歩☗4八銀☖3二銀☗3六歩☖4二飛☗3七桂☖6二玉☗4六歩☖4五歩

先手は至って自然な手順。実戦でもよく出てくる構えだが、ここで☖4五歩の仕掛けが成立する。
ここから①☗4五同桂②☗4五同歩の2つの変化を見ていく。

補足として先手番を持った場合なら☗3八銀を入れて問題ない。
7八銀(3二銀)の形で仕掛ける事が肝になる。
☖4五歩超速攻
3☖4五歩超速攻
1図
2図
【①☗4五同桂の変化】
桂で歩を取る変化を見ていく。タダで歩を貰えるし角をどかせば☗2四歩も見えており後手悪く見えるが…。
【1図からの指し手】
☖8八角成☗同 銀☖4五飛☗同 歩☖5五角(2図)
1図から角交換して☖4五飛!が狙いの一手。
いきなり駒損だが☖5五角が飛車銀両取りで回収出来る。先手に飛車を持たれてしまうが、後手陣に飛車を打つスペースがないので有効に使うことが出来ない。
4
3図
4図
【2図からの指し手】
☗2九飛☖8八角成☗4四角☖8九馬☗1一角成☖3三桂(3図)
後手は銀を取って銀桂と飛車の2枚替え。
☗4四角は先手期待の反撃で馬を消されるとまずい。後手は桂を取りつつ☖3三桂と跳ねて、相手の馬を封じながら☖4五桂を狙う。
【3図からの指し手】
☗1二飛☖5二金右☗4四香☖3一金☗2二馬☖同 金☗同飛成☖7七角☗5八玉☖5五桂(4図)
以下は一例。途中☖5二金右が好手で先手が外壁を崩す間に壁銀を抱えている先手玉を寄せに行く。
5☖4五歩超速攻
5図
6図
【②☗4五同歩の変化】
☗4五同歩(5図)☖8八角成☗同 銀☖3三桂☗7七銀☖3五歩(6図)
次に☗4五同歩と取る変化を解説する。今回は☖4五飛と切ることは出来ないので別ルートで攻めることになる。

☖3三桂と跳ねて☖4五桂から☖5五角を狙う。それを防ぐ☗7七銀に☖3五歩として戦線を拡大する。
もし☗3五同歩と取ると☖4五桂☗同桂☖同飛と進んで☖3六桂や☖6四角が受けづらい。(次頁参考図)
6
参考図
7図
8図
【6図以下の指し手】
☗2六飛☖3六歩☗同 飛☖2七角(7図)
歩を取りづらい後手は☗2六飛と桂頭を受けるが☖3六歩~☖2七角が狙いの一手。
☗5六飛や☗3五飛には☖3六歩~☖4五桂でガンガン攻める方針。

【7図以下の指し手】
☗2六飛☖4九角成☗同 玉☖3五金☗5六飛☖3六歩(8図)
ここも思い切って角を切り飛ばして攻め続け後手好調。
7☖4五歩超速攻
居飛車の修正案
前述の居飛車の駒組みでは振り飛車の仕掛けを誘発してしまった。
原因としては☗4六歩が早かった。
そこで居飛車は振り飛車の速攻を警戒し、☗3八金と備えてから☗4六歩が正しい手順。
3八金の守備力で☖4五歩はやや仕掛けづらい。
後手は駒組みを進めることになるが、勿論攻めを諦めたわけではない。
一本目の矢を躱されたら二本目の矢・三本目の矢を放てばいい。
狙い筋を示すのが目的なのでわかりやすい変化のみ紹介します。
8
基本図2
【修正案図からの手順】
☖7二銀☗4六歩☖7一玉☗4七銀☖4三銀☗4八玉☖8二玉(基本図2)

超速攻を封じられた後手はまずは美濃囲いを優先させる。注意点としては左金は動かさないこと。
☖3二金の余地を残すことで駒組の幅を広げることが出来る。
ここからは変化が膨大なので後手の狙い筋を中心に紹介する。
基本図2から先手の候補手として①☗6八銀②☗6六歩③☗2九飛がある
右玉の対抗策①☗3八金型
9右玉の対抗策①☗3八金型
9図
10図
【①☗6八銀の変化】
☗6八銀は☗5七銀の二枚銀を狙う自然な手だが、これには☖4五歩が成立する。(9図)これが二本目の矢となる速攻。
【9図以下の指し手】
☗3三角成☖同桂☗4五歩☖5四銀(10図)
角交換する事で手順に桂が攻撃参加出来る。☗6六歩と角交換を拒否すると☖4六歩~☖5四銀で☖5五銀や☖6四歩~☖6五歩が残る。
【10図以下の指し手】
☗2九飛☖3五歩☗同歩☖4五桂☗4六歩(11図)
☗2九飛は☗5八金と上がって☖8八角に☗7七桂と跳ねて角を取る算段。
10
11図
途中図
12図
☖4五桂に☗同桂ではなく☗4六歩と打つのが受けの手筋。振り飛車は常にこの手を頭に入れなくてはいけない。事前に☖3五歩と突き捨てておくのが工夫。効果は以下の手順で表れる。
【11図以下の指し手】
☖3七桂成☗同金☖4五歩☗同歩☖同銀☗4六歩☖3六歩(途中図)☗同金☖同銀☗同銀☖4六飛☗4七銀打☖3六飛☗同銀☖4六金(13図)途中図で①☗4五歩なら☖3七歩成☗同玉☖6四角で☗4六銀打☖5四桂の追撃がある。②☗同銀なら☖4六銀が厳しい。本譜が一番の頑張りだが飛車切りから金で上部を抑えて後手優勢。
11右玉の対抗策①☗3八金型
13図
途中図
【②☗6六歩の変化】
角道を開けたままでは☖4五歩の仕掛けがあったのでその前に角道を止める。
【13図からの指し手】
☖6四歩☗2九飛☖5四銀☗7八金☖5二金左☗6八銀☖6五歩(途中図)☗6七銀☖6六歩☗同銀☖6三金(14図)
角道を止められたが今度は☖6四歩~☖6五歩と角道をこじ開けに行く。居飛車は金銀が角から離れると前頁のような仕掛けがあるので角に紐をつけながら盛り上がる。それでも☖6六歩~☖6三金で攻め駒を増やしながら☖4五歩のタイミングを探る。
12
14図
15図
【14図以下の指し手】
☗5六歩☖4五歩☗同桂☖1五角☗5七玉☖3三桂☗同桂成☖同角☗5五歩☖6五歩(15図)
先手は☗5六歩として☗5五歩と銀を追い返す狙い。銀を引いた上に角道が三重に止まっては後手は仕掛けられない。そこで銀を引かれる前に☖4五歩と攻める。☗同桂が角取りだが、☖1五角が対右玉の頻出手筋。
☗5七玉で躱されてしまうが角がいなくなったので☖3三桂と桂交換を行うことが出来る。☗5五歩と銀を追い返そうとしても☖6五歩が狙いの切り返しで後手が良い。
13右玉の対抗策①☗3八金型
16図
17図
【③☗2九飛の変化】
16図から☖5四銀☗7七桂☖3二金☗6八銀☖1四歩☗5六歩☖2二角(17図)
☗2九飛は一回様子を見た手。角にひもがついているので☖4三銀型では☖4五歩が利かない。
その為☖5四銀と出たが☗7七桂が用意の受け。角交換出来ない為☖4五歩と突けないので2本目の速攻は打てない。そこで☖3二金が左金を保留した効果。☖2二角は2手損だが☖3三桂の余地を作りつつ☖1三角を狙っている。
これが3本目の矢となる速攻。
14
18図
途中図
19図
【17図以下の指し手】
☗5七銀☖3三桂☗5八金☖4五歩(18図)
先手は2枚銀を組んで一安心。後手は狙いの☖3三桂から☖4五歩と駒交換する。
【18図以下の指し手】
☗同歩☖同桂☗同桂☖同銀☗4六歩☖5四銀(途中図)☗6六歩☖1三角☗7九角(19図)
途中図から☗1六歩として☖1三角を牽制したいが☖6五桂が厳しいので☗6六歩と事前に受けるしかない。☖1三角には☗7九角と徹底して受ける。
15右玉の対抗策①☗3八金型
途中図
20図
【19図以下の指し手】
☖9五桂☗6五桂☖5二金(途中図)☗4五桂打☖同銀☗同歩☖8七桂成☗4六銀☖6四歩(20図)
19図では☖3五歩もあり、☗同歩☖同角☗3六歩☖4四角として☖1五歩から端攻めを狙う構想もある。右玉側も端が薄いので狙い筋として覚えておきたい。途中図は美濃囲いから離れるので指しづらいが、攻め合いにはならないので守りが銀一枚になっても抑え込まれない方が重要。☖9五桂は角桂を攻めて局面をほぐす狙い。右玉側は手順を尽くして☗5七角を用意したが桂を捕獲して後手良し。
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基本図3
通常の対振り右玉は3つの仕掛けをかいくぐる必要があり、簡単に駒組み出来ないことがわかった。
右玉側としては振り飛車からの角交換を防ぎつつ5七銀4七銀の二枚銀の構えを作って4筋に備えなければならない。
その根本的な対処法として角道を開けずに駒組みを進めるのは合理的な指し方。
振り飛車側は角交換に持ち込めないので3本目の仕掛けを狙うしかないが、左辺に手をかけていないので☗1六歩が間に合ってしまうため仕掛けのタイミングが難しい。ここではまた別の仕掛けを紹介する。
右玉の対抗策②角道不突き型
17右玉の対抗策②角道不突き型
途中図
21図
【基本図3からの指し手】
☖6二玉☗4七銀☖7二銀☗3八金☖7一玉☗4八玉☖4三銀☗2九飛☖8二玉☗6八銀☖3二金☗5六歩(途中図)☖5四歩☗5七銀☖5二飛(21図)
角道を開けない右玉に対して☖5四銀を保留するのが重要。依然☗7六歩には☖4五歩があるので☗5六歩で二枚銀を組んでから☗7六歩を狙う。振り飛車は☗5六歩を見て☖5四歩と突いて中飛車に振り直し、一歩交換を目指すのが面白い。
18
途中図
23図
【22図からの指し手】
☗7八金☖5五歩☗同歩☖同飛☗5六歩☖5一飛☗9六歩☖9四歩☗6六歩☖5四銀(途中図)☗1六歩☖1四歩☗7六歩☖4五歩(23図)
後手は一歩交換から☖5四銀と構える。糸谷流対振り右玉に比べ、振り飛車が一歩持てるのは大きい。右玉側は狙い通り角交換せずに二枚銀に組み左辺を拡張する余裕が出来た。ここまで組まれると攻めが難しいように見えるがそれでも☖4五歩から仕掛けていく。
【23図からの指し手】
☗4五同歩☖4四歩☗同歩☖同角☗4五歩☖7一角☗7七桂☖3三桂☗9七角(24図)
19右玉の対抗策②角道不突き型
24図
25図
☖4四歩から継ぎ歩で角を転換するのは不思議な手順だが、先手も☗4五歩と位を確保しなければならないので、その歩を狙って☖3三桂と跳ねれば回収できる。☗4六銀左と支えても☖4一飛や☖5五歩で目標にされてしまう。
【24図からの指し手】
☖1五歩☗同歩☖1六歩☗2七金☖1五香☗1八歩☖1一飛(25図)
15頁で述べたように右玉に端攻めは有効。
一歩しかないが☖1六歩の垂らしも☗同香に☖1七角成を見せてうるさい。☗2七金と受けても25図まで進めて端の数で勝っている。
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再掲21図
26図
【21図から☗7六歩の変化】
☗7六歩☖4五歩☗3三角成☖同桂☗4五歩☖5五歩☗同歩☖同飛☗5六歩☖5一飛☗7八金☖5四銀(26図)
無条件で一歩交換されると振り飛車に自由な駒組みを許してしまった。そこで☗7六歩と歩交換を拒否することも考えられる。後手は角道が開いたので歩損を代償に角交換して5筋で一歩を持つ。
一歩損したが☖5四銀と立って☖4五桂から歩の回収を目指す。
21右玉の対抗策②角道不突き型
途中図
27図
【26図からの指し手②】
☗4六銀左☖3五歩☗同歩☖6四角(途中図)☗3四歩☖3六歩☗3三歩成☖同金(27図)
☖4五桂を受けるには☗4六銀左だが☖6四角が急所の自陣角。対右玉は4六・3七の地点を攻めるのが急所になる。☗3四歩と桂を取りに行くが☖3六歩が狙いの手で27図になると6四角が☗4二角と☗3六銀を消していてよく働いている。以下は桂を取って☖3四桂から手が続く。
22
補足図1
補足図2
【26図からの補足変化】
☗7七桂☖3五歩☗同歩☖5五歩☗同歩☖同銀☗5六歩☖3六歩(補足図1)
先手が4五歩を放棄した場合の指し方を補足する。3筋を突き捨てて銀を前進させ、☗5六歩で止まってしまうようだが補足図1の☖3六歩が継続手。銀を取れば☖3七歩成~☖4五桂が金銀両取りで手が続く。
【補足図1からの指し手】
☗3六同銀☖5六銀☗同銀☖同飛☗4七金☖3八銀(補足図2)
歩を払えば中央突破から☖3八銀が好手で後手の攻めが決まる。
23右玉の対抗策③☗5六歩早突き型
基本図4
振り飛車の☖4五歩速攻に対して☖5五角を消すために早々に☗5六歩と突く指し方もある。
歩を突いた分、右玉側の右辺の駒組みが遅れるので振り飛車としてはその隙を突きたい。一方で右玉側も5六歩を活かして振り飛車の5四銀に対して真っ向勝負が出来る。
【基本4図からの指し手】
☖7二銀☗4六歩☖7一玉☗3八金☖4三銀☗4七銀☖5四銀☗6六歩☖6四歩☗2九飛☖5二金左☗6八銀☖6五歩(28図)
☖4五歩超速攻が消されたので☖5四銀と2本目の速攻を狙う。右玉側は☗4八玉よりも2枚銀の完成を優先するが完成する前に仕掛ける。
右玉の対抗策③☗5六歩早突き型
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28図
29図
【28図からの指し手】
☗5五歩☖同銀☗6五歩☖4五歩(29図)
角交換を狙う後手に対して、☗5五歩が早めに☗5六歩と突いた右玉側の狙いのカウンター。
銀を引けば☗6五歩で歩がタダなので☖同銀しかないが、それも☗6五歩で部分的に銀が死んでしまう。
振り飛車の方針としては右玉側が壁銀+居玉なのに対して美濃囲いに組めているので駒損覚悟で攻めて玉形の差を活かすように指す。
☖4五歩はその方針に沿った手で銀を助けつつひたすら前進を目指す。
25右玉の対抗策③☗5六歩早突き型
30図
参考図
【29図からの指し手】
☗4五同桂☖同飛☗同歩☖4六歩(30図)
☗4五同歩なら☖5六銀!が強手で角取りなので☗3三角成しかないが☖4七銀成!☗4二馬☖3八成銀(参考図)と一直線に進んで先に先手に詰めろがかかり後手勝ち。これは陣形差がもろに出ている。
本譜も桂を食いちぎって方針通り攻め続ける。
飛車を持たれても美濃囲いに組めているのですぐの有効打はない。
【30図からの指し手】
☗5八銀☖5六銀☗3三角成☖同桂(31図)
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31図
32図
31図は桂飛交換と角交換を終えた局面。
駒損が激しいが次の☖4七角が壁銀も相まってすこぶる厳しい。
【31図からの指し手】
☗4八玉☖4五桂☗5七歩☖1五角(32図)
☖4七角を受けるなら☗4八玉だが☖4五桂が☖6六角と☖1五角を見て厳しい。
☗5七歩と☖6六角を消しつつ銀取りで攻めを催促したが☖1五角の端角が厳しく後手良し。
本譜は☖5二金左を優先しましたが☖8二玉として☖6二飛の余地を残しておく指し方もありますが割愛。
27対振り右玉手筋集
考えを改めさせられた受け
最後に部分的に実戦で使えそうな手筋集をまとめました。
対振り右玉は派生形が多いので仕掛けや手筋を知識を多く持つと相手の形に合わせて攻め方受け方を選ぶことが出来ます。
いままでに紹介した図を含めて載せています。
手筋ですらないものもありますがおさらいを兼ねてます。
対振り右玉は通常の対抗形とは異なる駒運びが必要になるので新しい発見に繋がれば幸いです。
対振り右玉手筋集
28
序盤早々にやってきた速攻のチャンス。
1本目の矢となる超速攻で相手の駒組みを咎めて下さい。
☖4五歩
☖4五歩が相手の理想形を崩す仕掛け。
詳細は2頁参照。
29対振り右玉手筋集
相手が☗4五同桂とした場合、攻めを継続する3手は。
☖8八角成☗同銀☖4五飛
角交換してから桂を取るのが正解。
先に飛車を切ってしまうと☗3三角成とされて☖5五角が銀取りにならなくなってしまう。
30
☗3三馬から外堀の突破を目指す先手。
どのように受けるのが安全か。
☖5二金右
あまり見ない形の受けだが飛車のラインを遮るのが最優先。☖9九馬は☗4四香が絶好の切り返しになってしまう。図から☗4四香には☖3一金と避けてすぐに潰れることはない。
31対振り右玉手筋集
右玉に組まれた場合は相手の角に注目する。
☗6八銀で角が浮いた瞬間は2本目の速攻の矢のチャンス。
どのように動くか。
☖4五歩
角が浮いているので先手は☗3三角成しかない。
すると☖同桂で手順に桂を活用出来るので先手の受けの態勢が整う前に攻められる。
32
一見☗4五同桂☖4五同銀でガンガン攻めていけそうだが、振り飛車が注意しなければならない受けの手筋がある。
☗4六歩
右玉側の頻出手筋。
3七の桂を取らせて☗同金とすることで手順に4六の地点に2枚利かせることが出来る。
33対振り右玉手筋集
振り飛車の仕掛けを警戒して角に紐つけつつ金銀を押し上げてきた。どうやって角交換を実現させるか。
☖6五歩☗同歩☖4五歩
相手の角道を開けてから☖4五歩で角交換に持ち込む。☗6六歩に☖6四歩はセットなので忘れないようにしたい。☖6五歩を取らない変化は11頁参照。
34
右玉側で頻出の速攻封じ☗7七桂。現状の攻撃形では仕掛けられない。3本目の速攻の矢を狙う駒組みは。
☖3二金~☖1四歩~☖2二角~☖3三桂
角交換出来ないと☖4五歩の構想は破綻する。
左金保留を活かして☖3二金~☖2二角と態勢を立て直す。☖4五歩の交換と☖1三角~☖3五歩を軸に攻めを組み立てる。
35対振り右玉手筋集
角道を開けないことで角交換を未然に防ぐ右玉。
一番良いタイミングで角道を開けられてしまうと理想形を作られてしまう。その前に局面を動かすにはどうするか。
☖5二飛
☖5四歩からの継続手。5筋で一歩交換して☖5四銀の好形を目指す。詳細は18頁参照。
36
4筋3筋の歩交換を終えた形。
ここから仕掛ける場所は。
☖1五歩
角のラインを活かした端攻め。歩を持ったら常に狙っていきたい攻め。取れば☖1八歩~☖1七歩で香を取れる。
37対振り右玉手筋集
端角に対して☗1五歩が間に合ってしまった場合。
振り飛車はどう対応するのが良いだろうか。
☖4五歩☗1四歩☖4六角
構わず☖4五歩が好手。☗1四歩に☖4六角と出て右玉はこの角を取れない。
☗7九角と受けるくらいだが☖6四角で角が生還する。
38
右玉得意の端角。
5三の地点を狙われているがどう受けるか。
☖5二金
美濃囲いが崩れて指しにくいが、☖5二金がおすすめ。対振り右玉は横の攻め合いになることは少ないので銀一枚でも十分。右玉が入玉を狙ったときに☖4三金右で阻止することも可能。
39対振り右玉手筋集
筆者の実戦より。☗5六歩早突き型から最速で2枚銀を並べて☗4五同桂と強く応対してきた局面。後手の攻め方は。
☖1五角☗4八金☖4五銀☗同歩☖3三桂
端角は常に有力な攻め筋。そこから桂を食いちぎることで☖3三桂と攻め駒を一枚追加出来る。
☖4五桂が実現すれば後手の攻めは切れない。

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対振り右玉破り