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【鑑賞】金矢倉+角交換VS雁木+中住まい
【鑑賞】金矢倉+角交換VS雁木+中住まい
2023年3月19日に投稿
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金矢倉&角交換VS雁木+中住まい
(第1図)
※図までの手順付き
◇
作った手順
ソフト検討で、攻めの模範演技を作りました。持ち角を使って金矢倉を攻略する手順です。
われわれにこの手順そのまんまを真似することは難しいですが、攻めのイメージを掴む助けになるかと思います。見ていきましょう。
初手からの指し手
=省略
(第1図)
後手は雁木中住まいとでも言うべき駒組みです。現代的な組み方ですが、これもまた好形と言えるでしょう。
金矢倉&角交換VS雁木+中住まい
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(第2図)
(参考図)
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歩
金
歩
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玉
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飛
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角
手
先
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角
手
後
☖
くりそら
@chryso_la
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◇
時間との勝負
後手はさっそく仕掛けます。
第1図からの指し手
☖6五歩☗同 歩☖同 桂
(第2図)
桂を跳ねに対し、先手は銀を上がるか引くか。二つに一つですが、☗6六銀と上がるのは、後手も☖6四歩くらいでゆっくり攻めて大丈夫(参考図)。
第2図からの指し手
☗6八銀☖3五歩
(第3図=次ページ)
先手は次に☗6六歩から桂を取りきる狙いで、☗6八銀と引く対応を選びました。
後手は桂が死ぬ前に攻めをつなげなければいけません。☖3五歩で桂頭を狙いをつけ、戦線拡大をはかります。
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金矢倉&角交換VS雁木+中住まい
(第3図)
(参考図)
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金
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金
銀
飛
香
桂
香
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歩
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角
手
先
☗
二
歩
桂
角
手
後
☖
◇
桂損の攻め
この桂頭攻めも中々にうるさく、先手もいま☗6六歩を打つのでは冴えません。
以下、☖3六歩☗6五歩☖3七歩成☗同銀と取り合うと、後手の攻め駒が一向に減らないため、受けが大変になっていきそうです(参考図)。
実際に、ここでは後手から☖6六歩や☖8四桂などの攻めがあります。
第3図からの指し手
☗6四歩☖同 銀☗6六歩☖5七桂成
(第4図=次ページ)
6四のタタキを利かしてから☗6六歩を打つのが手筋です。☖3六歩☗6五歩☖3七歩成☗6四歩の攻め合いは、攻めが後手玉を直撃しているぶん、先手に分があります。
☖5七桂成のカラ成りが手筋で、桂を6五で取らせないようにしています。ただし、後手はこれで桂損になりました。
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(第4図)
(参考図)
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歩
と
玉
金
銀
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香
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手
先
☗
三
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桂
角
手
後
☖
◇
手番を握り続ける
3筋に手がついているので、先手も☗5七同銀右と取って、3七の利きをなくす手は指しづらいところです。
実際に、以下、☖3六歩☗2五桂☖3七歩成☗3三桂成☖同金と進むと、後手にと金を作られてしまい桂得の良さがぼやけます(参考図)。
第4図からの指し手
☗5七同銀左☖3六歩☗2五桂☖4五桂☗4六銀☖8六歩
(第5図=次ページ)
☗2五桂には☖4五桂の跳ね違いが手筋。これが銀アタリになり、後手は手番を握って攻めることができます。さきほど5七に桂を成り捨てておいたのが効いています。
☗4六銀の時に、まだ後手の攻めのターンが続きます。貯め込んだ歩を活用して☖8六歩から8筋を攻めます。
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金矢倉&角交換VS雁木+中住まい
(第5図)
(参考図)
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桂
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金
歩
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飛
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桂
桂
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手
先
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歩
角
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後
☖
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継ぎ歩&垂れ歩を超える
先手はしばらく後手の言いなりになるしかなさそうです。☗8六同歩の時に、後手もどう攻めるか。
有名な継ぎ歩に垂れ歩の☖8五歩☗同歩☖8六歩は、☗7九桂と受けられると簡単ではありません(参考図)。これは後手が悪いわけではないですが、一気に決めるという感じではないです。
第5図からの指し手
☗8六同歩☖8七歩☗同 金☖8五歩☗同 歩☖8六歩
☗同 金☖3七歩成
(結果図=次ページ)
三歩をフルに使って、叩きの歩を連続で入れるより厳しい攻めです。後手が先手先手で攻めているため、先手は受けの手を入れる暇がありません。
しかし、☖3七歩成まで進むと、技が決まっています。
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(結果図)
※初手からの手順付き
(参考図)
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歩
金
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先
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銀
手
後
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休まずに攻め切った=後手ヨシ
結果図では、叩きの歩の効果で8六の金が浮いているため、☖5九角の両取りの筋が生じています。
結果図以下、☗3七同銀引☖同桂成☗同銀☖5九角と進めば、キレイに金銀両取りがかかっており、はっきりと
後手が良い
形勢です。
盤上に角がいないことと、金矢倉が厚いことから、後手の攻め方も簡単ではなかったと思います。実戦で自分がやるとなったら大変なはずです。
実戦では、同じ手順を真似することはできないでしょう。私は無理。先手や後手の形が違うこともあるでしょう。
なので、大事なのは攻めのイメージを掴むことのような気がします。完全に観賞用の手順でしたが、攻めがキレイに決まる良いイメージを持つのには向いていたかと思います。おしまい。
ソフト検討で、攻めの模範演技を作りました。持ち角を使って金矢倉を攻略する手順です。
われわれにこの手順そのまんまを真似することは難しいですが、攻めのイメージを掴む助けになるかと思います。見ていきましょう。
初手からの指し手
=省略 (第1図)
後手は雁木中住まいとでも言うべき駒組みです。現代的な組み方ですが、これもまた好形と言えるでしょう。