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ひたすら楽して嬉野流対策(M氏考案) 第二回:基本図からの分岐①

2022年11月28日に投稿
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基本図(動く局面図)
 前回上げた基本図である。
 この時点で嬉野側は基本構想の2筋突破をやっている場合では無くなっているのが分かるだろうか。6七飛成を防ごうとすると、角の働きが大体悪くなってしまうのだ。精神的に一本取ったと言えよう(英春譲りのメンタル理論)。
 更に金は上ずってるし端は火がついてるしなんの悪いことがあろうか。

 しかし、初段クラスの嬉野使いは力戦がお好き。簡単に勝たせてくれやしない。こちらの浮き飛車を狙い駒と見据えて逆襲を仕掛けるだろう。
 その前のめりも織り込み済み。今回は飛成の受け方による分岐の種類を軽く見ていくこととする。
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第一図 ☗6六歩まで
 とにかく飛車成を受けるのと、ついでに浮き飛車に圧をかけようとするなら……の一手。
 正直なところ、嬉野使いの選択肢には余り上がってこない手である。理屈は二つ。銀の動きに制限がかかるのと、何かのときに6七が傷になる。突くなら飛車が回ってからの方があり得るところだ。
 まあとにかく6六で止めてやろうという展開。

「分岐ができるなんて楽じゃないじゃない!」
 悲しいけど、これ将棋なの。
 楽するためには努力が必要。方針が単純であれば楽と言っても許してもらえるはず……。
 ここから何を狙ってどう指すのか見ていこう。
  基本図からの分岐① 6六地点で止めてくる
3  基本図からの分岐① 6六地点で止めてくる
第二図 ☖7四歩まで
ここせ変化図① ☖7五歩まで
☖3四歩☗6八飛☖7四歩(第二図)
 自然と角道を開けて6六歩を狙えば、飛車が回る以外の受けはない(金上がりには☖9七歩成)。☖7四歩は右桂の活用と8七金の抑制を兼ねた一手。
 飛車が狭く見えるが、それは挑発である。

☗7六金☖9七歩成☗同 桂☖9六歩☗9三歩
☖9七歩成☗同 香☖4五桂☗4六銀☖7五歩
(変化図①)
 金を出て飛車を取りに来たら、待ってましたの☖9七歩成。これを覚えておけば大体どうにかなる。決まると気持ちのいい形だ。
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第三図 ☖7四飛まで
これにてヨシの先 ☖9七歩成まで
☗7六歩☖4二玉☗4八玉☖7三桂☗3八銀
☖7五歩☗同 歩☖8四飛☗3九玉☖8五歩
☗同 歩☖同 飛☗8六歩☖7五飛☗7六歩
☖7四飛(第三図)
 手順に飛車の狭さを解消し、一方的に好形を築けた。☗9八歩と土下座してきたらニッコリ微笑もう。
 これにてヨシで放置したくないので一例を挙げてみた。
 嬉野族は飛車先を突けない時、中飛車に回帰する傾向にある。飛車・右桂を連動させ端から燃やすのがわかりやすそうだ。土下座してくれたらこちらだけ歩を持ってるのでガチガチに固めるのも悪くない。

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ひたすら楽して嬉野流対策(M氏考案) 第二回:基本図からの分岐①