令和8年県将棋四段位獲得戦・決勝トーナメント1回戦
先手:お相手
後手:つなよし
上図以下
☖5三銀
戦型はこちらの村田システムに雁木で対抗してきました。
☖5三銀では☖6五歩との比較に悩みました。
本譜ですと☗3五歩~☗3三歩という手段があって、対局中は☖3三同桂でどうかなと思っていましたが、☗5六歩から歩を入手されると☗3四歩で桂損になってしまうためいけませんでしたね。
上図以下
☗5六歩☖6五歩☗同歩☖同桂
☗8八角☖8六歩☗同歩☖5六歩
☗5六歩は☖同歩☗同銀と進めば次に☗4五銀で調子がいいのですが、☖6五歩が頻出の筋でペースをつかんだと思いました。
☖6五同桂~☖5六歩の形は、村田システムでは割りと出てきます。
上図以下
☗5六同銀右☖8八角成☗同 金☖6六歩
☗7八銀 ☖3九角 ☗2九飛☖5七角成
☗同 金☖同桂成
先手は☗2二角成~☗5六銀右としたいところなのですが、☖6六歩~☖3九角が激痛となります。
本譜は☖6六歩に☗7八銀として狙いを外しましたが、壁形になったので☖3九角~☖5七角成が刺さります。
これも考えたことのある手順でした。
上図以下
☗6八歩☖5八金☗7七銀☖5六成桂
☗7八玉
☖5八金は単に☖5六成桂との比較。
本譜は☗7七銀との交換を入れたほうが寄せやすいと判断しました。
しかし、☗7八玉とノータイムで玉を上がられ、簡単ではありません。
上図以下
☖7五歩☗4五桂☖同 銀☗同 歩
☖7六歩☗同 銀☖6四桂☗7七歩
☖7五歩は終盤下手な私としてはそこそこな手だと思います。
☗7五同歩なら、☖6八金☗同銀☖7六銀がうるさいです。
本譜☗4五桂もありがたく、☖同銀~☖6四桂と取った桂馬をすぐ活用して攻めることができました。
ですが、☗7七歩とまだ土俵は割ってくれません。
上図以下
☖7六桂☗同 歩☖6八金☗8七玉
☖8五歩☗同 歩☖8六歩☗同 玉
☖7四銀☗9七桂
上部から攻略したほうがよさそうとみて、☖8五歩から先手玉をつりあげていきました。
☖7四銀に☗7七桂なら☖6七歩成の予定でしたが、☗9七桂がいい粘りだなと感じました。
上図以下
☖6四銀☗4四桂☖同歩☗4三銀
☖同 金☗2三飛成
☖6四銀は7五への殺到をみたわけですが、詰めろというわけではないのでイマイチだったかもしれません。
☗4四桂~☗4三銀は鋭い攻めですが、逆をいえばこれまでの粘りをふいにしてしまった手順となってしまいました。
上図以下
☖8五銀☗同 桂☖7四桂☗9七玉
☖8六銀☗9八玉☖8七銀打
まで96手で後手の勝ち
後手の持ち駒が潤沢になったため、☖8五銀から即詰みとなりました。
いかに寄せるかが難しい将棋でしたが、総じてこちらが悪くなった局面はなかったと思います。