先手四間飛車 対 トーチカ
はじめに
西田&杉本の四間飛車研究本にも載っている対トーチカ対策だが、本記事で記載するのは四間飛車側が端の位を取っている場合にどう変わってくるのかを見ていく。
前提
本局の検討には振電3を使用しています。
検討内容
私の実践で実際に表れた以下局面をテーマ図とする。
テーマ図は西田&杉本の四間飛車研究本のP244~載っている変化とほぼ同じだが以下に違いがあることでその後の手順に少し変化がある。
四間飛車側: ☗1五歩と位を取っている
居飛車側: ☖3二金と寄っている
この☖3二金と寄っている形は5七の地点が弱くなっているため、攻めの目標にすることもできると考えられる。
【テーマ図】
テーマ図以下は
☗5九角 ☖8六歩 ☗同 歩 ☖同 角
☗8八飛 ☖8五歩 ☗2六角 ☖5三角
☗3五歩 (第1図)までが本に載っている手順。
【第1図】
ただ、西田&杉本の四間飛車研究本では前述の通り、端は突き返している、金は4二の地点にいる (端を突き返している分1手金寄りが間に合ってない)ので、ここで☗3五歩と突くよりも、☗同角成と取ってしまう方が良さそうだ。
☗同角成 ☖同銀 ☗7一角があるからだ。
以下☗同角成以降の手順を進めてみる。
☗同角成 ☖同 銀 ☗7一角 ここで2択
☖7九角 (最善)
☖5二飛 (次善)
☖7九角の場合
☖7九角 ☗7八飛 ☖4六角成 ☗同 歩
☖5二飛 ☗8八飛 ☖6一金 (途中図)
【途中図】
金を取ってから6一金が角を詰ましにくる面白い一手で、以降は
☗5三角成 ☖同 飛 ☗4八銀 (結果図)と手を戻して5七の地点の傷を消しておく。
これで評価値的には振り飛車+823点だが、相手玉がまだまだ堅い。
駒の働きの差で振り飛車側が優勢の数値かと思う。
【結果図】
☖5二飛の場合
☗3五歩 ☖8六角 ☗3四歩 ☖4四銀
☗3三歩成 ☖同銀上 ☗3四歩 ☖同 銀
☗8六飛 ☖同 歩 ☗6一角 ☖4二飛
☗4四角成 ☖同 歩 ☗3四角成 ☖8八飛 (結果図)
【結果図】
結果図となると玉の頭付近の馬が作れているので振り飛車が指しやすいのではと思う (評価値+1,003)
☗3五歩と突かずにあ☗8五飛も自然に見えるが、☖4四歩と金をいじめにくる手が気になる (途中図)
【途中図】
以下
☗3五歩 ☖4五歩 ☗3六金 ☖3五歩
☗2六金 (☗同金は☖7九角) ☖6四角 (結果図)と打たれる手が気になるのと、5三の銀に角で紐をつけられるのが少し気になる。
とはいえ、この進行になっても振り飛車+553点
【結果図】
最後に
色々と手順を検討してみたが、駒の位置のちょっとした違いを自分なりに言語化していくことで理解を深めていけたらと思う。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
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